近藤亜樹の絵と言葉の本『ここにいたんだね』がリトルモアから刊行されます。
「絵は私が今ここに生きていることを認識させる 私にとって絵は光のかたまりだ」(本文より)
本書は2018年から2021年にかけて近藤が描き続けた紙作品から84点が収録されております。作家の言葉とともに絵をお楽しみいただける一冊です。
近藤亜樹 作品と情報
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- 1987年北海道生まれ、山形県在住。「描くことは生きることそのもの」と言う近藤の作品は、質量として感じられるほどのエネルギーに満ちている。近藤は自身を通り抜けるいかなる経験や感情をも刻み込むように描くことで、記憶と現在、想像の世界を行き来して絵画という新しい体験を生み出している。キャンバスやパネルに限らず、立体物、壁天井に囲まれた空間にもよどみなく自在に描く。また約14000カットからなる油彩アニメーションと実写を組み合わせた短編映画HIKARIの監督・制作を脚本・コンテから手掛ける力量など、並外れた可能性を示し続ける絵画の申し子である。
主な展覧会に「わたしはあなたに会いたかった」シュウゴアーツ(東京、2023)、国際芸術祭「あいち2022」(愛知、2022)、「星、光る」山形美術館(山形、2021)、作品集刊行記念展「ここにあるしあわせ」シュウゴアーツ/ フィリップス 東京/ 現代芸術振興財団(東京、2021)、「高松市美術館コレクション+ 身体とムービング」高松市美術館(香川、2020)、「心に花を」シュウゴアーツオンラインショー(2020)、「あの日を待つ 明日を待つ 今日」シュウゴアーツ(東京、2018)、「絵画の現在」府中市美術館(東京、2018)、「HIKARI」大和日英基金 大和ジャパンハウス(ロンドン、2016)、「HIKARI」シュウゴアーツ(東京、2015)、「近藤亜樹の生態」実家 JIKKA(東京、2013)、「PHANTOMS OF ASIA: Contemporary Awakens the Past」Asian Art Museum (サンフランシスコ、2012)など。2021年VOCA奨励賞受賞。 - cv
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日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション
2024年8月3日~11月10日 -
近藤亜樹個展
2025年2月15日~5月6日
絵と言葉の本『ここにいたんだね』
2021年3月刊行 作品集「ここにあるしあわせ」
近藤亜樹の初めての作品集「ここにあるしあわせ」 が2021年3月に刊行されました。
近藤亜樹 「ここにあるしあわせ」
220 x 280mm・128⾴・上製本
価格 : 5,000円 + 税
執筆:近藤亜樹、神⼭亮⼦
デザイン:鈴⽊聖
発⾏:T&M Projects + ShugoArts (2021年3⽉)
ISBN:978-4-909442-18-5
https://www.tandmprojects.com/products/aki-kondo/
国際芸術祭「あいち2022」
HIKARI
オンライン特別全編上映
現在開催中の近藤亜樹オンラインショー「心に花を」の特別企画として、近藤亜樹の映画「HIKARI」を5月2日(土)から6日(水)まで全編上映いたします。
映画「HIKARI」は、近藤による初めての短編映像作品として2015年に公開されました。
東日本大震災をモティーフに、14,000カットあまりの油絵によるコマ撮りアニメーションと、1人の画家とその恋人の物語を描いた実写映像とが組み合わされ、震災による犠牲者への思いや生きる希望が描かれた本作は、絵画の延長として、あるいは言葉を伴う絵画として制作されています。
いまこの不確かで不安定な時代に、本作に込められた近藤からの力強いメッセージをみなさまにお届けできれば幸いです。「心に花を」オンラインショーおよびオンラインカタログと併せましてごゆっくりお楽しみください。
心に花をシュウゴアーツ オンラインショー
人間が生まれてから色々な歴史があるように、さまざまな争いや飢饉が文化や医学を変え、さらに科学が発達し日常がどんどん変わってきたように、まさに今生きているこの瞬間もまた世界の常識は大きく変わろうとしています。
それでも明けない夜はないように、朝はいつでもやってきて、季節も変わり草花が芽吹き春がやってきました。世界中の人々が生きるか死ぬかで揺れている最中でも変わらないものがある。まるで厳しい冬の乗り越え方を教えられているようです。
人間は遥か昔から心の中にアートがあり、心を潤す音楽があり、心に花がありました。そのおかげで人々の心は豊かになり、人を助けたり思いやる余裕が生まれます。人の心を豊かにするものは、医学や科学の力のように目に見えるかたちで人の命を助けたりはできないかもしれません。けれども今日のように目に見えない不安と恐怖に怯え、生きるか死ぬかその二つの選択肢だけでは、人間はおかしくなってしまうでしょう。
今、心の栄養を沢山取ることは、今を生きて未来を作るためにとても大切なことだと、私は絵を描きながらそう思います。
今こそ想像力を育て、心に花を咲かせてください。
世界中の人々が健康で、一日も早く笑顔でハグができる日が来ますように。
近藤亜樹 2020年4月
あの日を待つ 明日を待つ 今日
開廊時間: ⽕〜⼟曜 午前11 時 - 午後7 時(⽇⽉祝休廊)
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参加 : 「絵画の現在」展 府中市美術館
●近藤亜樹 アーティスト・トーク
1月13日(土曜日)午後2時より企画展示室にて
●近藤亜樹 監督作品「HIKARI」上映会
1月13日(土曜日)午後3時より講座室にて
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参加:高橋コレクション・マインドフルネス2017 山形美術館
開館時間 午前10時〜午後5時 (入館は午後4時半まで)
休館日 毎週月曜日 (7/24、7/31、8/7、8/14、8/21)
飛べ、こぶた
開廊時間: 火〜土曜 午前11時 - 午後7時, 日月祝休廊
オープニングパーティー : 2017年7月21日(金) 午後5時より
会場 : シュウゴアーツ
夏季休廊 : 8月13日(日)から8月21日(月)まで