なにものかへのレクイエム:外伝
展覧会DM


1951年、大阪府大阪市生まれ。大阪市在住。1985年に初めてのセルフポートレイトの作品《肖像/ゴッホ》を発表する。それ以降、「わたし」という一貫したテーマを持ち、様々な題材で「なにものかに扮するセルフポートレイト」にまつわる作品を発表し続けている。制作はモチーフとなる人物/作品について、念密なリサーチとジオラマ、スタジオセットの作成、コスチュームやメイクなどの創作過程を通じ、独自の視点から対象に迫る。2018 年にはアーカイブや自主企画展示を見ることができるM@M(モリムラ@ミューシジアム)を設立。
主な展覧会に「Yasumasa Morimura and Cindy Sherman: Masquerade」M+(香港、2024)、「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」京都市京セラ美術館 東⼭キューブ(京都、2022)、「M式「海の幸」—森村泰昌 ワタシガタリの神話」アーティゾン美術館(東京、2021)、「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020––さまよえるニッポンの私」原美術館(東京、2020)、「Yasumasa Morimura. The history of the self-portrait」プーシキン美術館(モスクワ、2017)、「森村泰昌:自画像の美術史―「私」と「わたし」が出会うとき」国立国際美術館(大阪、2016)、「LAS MENINAS RENACEN DE NOCHE 森村泰昌展 ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」資生堂ギャラリー(東京、2013)、「なにものかへのレクイエム—戦場の頂上の芸術」東京都写真美術館(東京)/豊田市美術館(愛知)/広島市現代美術館(広島)/兵庫県立美術館(兵庫)2010-2011 巡回 など。主な著作に『自画像のゆくえ』(光文社新書)、『美しいってなんだろう?美術のすすめ』(理論社)、『美術の解剖学講義』(ちくま学芸文庫)、『芸術家Mのできるまで』(筑摩書房) など。主なコレクションに 原美術館(東京)、金沢21世紀美術館(石川)、国立国際美術館(大阪)、京都国立近代美術館(京都)、東京都写真美術館(東京)、東京都現代美術館(東京)、Art Gallery of New South Wales (Sydney, Australia) 、Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía (Madrid, Spain), Museum of Modern Art (New York, USA)、San Francisco Museum of Modern Art (San Francisco, USA)、Whitney Museum of American Art (New York, USA) など。