Here & There
藤本由紀夫
Yukio FUJIMOTO: Here & There
藤本由紀夫は1997年から2006年までの10年間、西宮市大谷記念美術館にて一日だけの展覧会を開催してきました。「美術館の遠足」と呼ばれた伝説的なこの展覧会は展示室に止まらず、オフィス、美術館収蔵庫、庭園、茶室などあらゆる空間を解放して展示、イベント、パフォーマンスなどを行い、鑑賞者が「美術館」を体験する特別な行事となりました。こちらのDVDは、2005年に開催された「美術館の遠足 9/10」のために制作されたものです。
Contents:
1. Ears of the Rooftop [1990]
2. Stars [1992]
3. Room (Moshoan) [2000]
4. Cosmos (Black) [1998]
5. Alphabet [1983-2005]
6. Sugar1995-2002 [2002]
7. Broom (Ohara) [2004]
8. Animated One Minute [1981]
RUNNING TIME 1:1:8
藤本由紀夫
西宮市大谷記念美術館
日本語、英語
19×13.6cm
DVD
1950年名古屋市生まれ、大阪市在住。大阪芸術大学で電子音楽を学び、エレクトロニクスを利用したパフォーマンス、インスタレーションを行う。80年代半ばに発表したサウンド・オブジェを皮切りに、アーティストとして独自の方向性を展開する。2001年、2007年にベネチア・ビエンナーレへ出品。作品を通じて聴覚や視覚に働きかけ、鑑賞者の認識を揺さぶり、知覚を拡張させる体験を創出し続けている。
主な個展に「BLOOM’S BROOM」シュウゴアーツ(2024)、「キュレトリアル・スタディズ12:泉/Fountain 1917-2017, Case 2: He CHOSE it. キュレーション:藤本由紀夫」京都国立近代美術館(2017)、「The Tower of Time」アイコンギャラリー(バーミンガム、2009)、「+/-」国立国際美術館(大阪、2007)、「関係」和歌山県立近代美術館(2007)、「美術館の遠足 1/10 – 10/10」(1997~2006)など。主なコレクションに 東京都現代美術館(東京)、国⽴国際美術館(⼤阪)、⻄宮市⼤⾕記念美術館(兵庫)、広島市現代美術館(広島)、兵庫県立美術館(兵庫)、原美術館 ARC(群馬)など。