俺は、太陽の光の下に行くと訳が解らなくなってしまう時がある。綺麗すぎるのか、何なのか。何かアレが重要なのか。それと関係あると思うんだが、みんな画像、色んな像を食って生きてるように見える。で、どれを食えば安全で身体に良いとか、こんな料理が出来ました、とか言いだす人じゃなくて。そもそもこれは何だ、これをどうするの、と驚いて痙攣したままそれを扱っている人達の作品を参考にしたいと思った。どう生きるか、の。
武田実三
俺は、太陽の光の下に行くと訳が解らなくなってしまう時がある。綺麗すぎるのか、何なのか。何かアレが重要なのか。それと関係あると思うんだが、みんな画像、色んな像を食って生きてるように見える。で、どれを食えば安全で身体に良いとか、こんな料理が出来ました、とか言いだす人じゃなくて。そもそもこれは何だ、これをどうするの、と驚いて痙攣したままそれを扱っている人達の作品を参考にしたいと思った。どう生きるか、の。
武田実三
展覧会について
本展は「どう生きるか #1 相模原にて 振る舞い、怒り、優しさ などについて」(企画:千葉正也、テキスト:武田実三、アーティスト:山本篤、羽鳥嘉郎、会場:アートラボはしもと、2016)に続く展覧会となります。
千葉正也, 私たちの神たちの神たちはあなたたち, 2018, キャンバスに油彩, 鏡, 木材, キャンバス: 53×45.4cm, 鏡: 60×50cm (参考画像)
*installation view at The Steak House DOSKOI, 2018
小林正人, レンブラントの食卓, 2014-2018, Oil, canvas, wood, 154×78×7cm
リー・キット, Not untitled installation view, 2017, ShugoArts(参考画像)
山本篤, Sunny days in Thailand, 2013, HDビデオ, 13分50秒
展覧会情報
千葉正也、小林正人、リー・キット、山本 篤
2018年5⽉25⽇(⾦) – 6⽉23⽇(⼟)
シュウゴアーツ
火〜土曜 11:00−19:00 (日月祝休廊)
千葉正也
武田実三
5月25日(金) 午後6時から午後9時
シュウゴアーツ
1980年神奈川県生まれ。東京都在住。千葉の作品は、自作したモチーフを繰り返し用いたり、取り巻く環境や過去の出来事から採取したイメージをキャンバス上に再現したりと、自ら選んだ対象に何度でも立ち返り、能動的に関わるプロセスを経て描かれる。卓越した技術力はモチーフに混在する様々な素材感を描き分け、現実らしく描かれた事物、純粋虚構、リアルの世界が交差する独自の複雑な世界観を作り上げる。千葉芸術は古今東西の絵画芸術の様々な成果に対する誠実な継承と同時に、既存の現代芸術の枠組みを絵画というメディアを駆使して揺さぶる大胆不敵な表現である。
主な展覧会に「The 11th Asia Pacific Triennial of Contemporary Art」Queensland Art Gallery & Gallery of Modern Art(オーストラリア、2024)、「横の展覧会」シュウゴアーツ(東京、2023)、「千葉正也個展」東京オペラシティアートギャラリー(東京、2021)、「アッセンブリッジ名古屋」旧名古屋税関港寮(名古屋、2019)、「αM 2018『絵と、』vol.4 千葉正也」GalleryαM(東京、2018)、「宇宙英雄ペリーローダンと私の生活」Art Center Ongoing(東京、2018)、「MAM コレクション006:物質と境界」森美術館(東京、2017)、「思い出をどうするかについて、ライトボックス風間接照明、八つ裂き光輪、キスしたい気持ち、家族の物語、相模川ストーンバーガー、わすれてメデューサ、50m 先の要素などを用いて」シュウゴアーツ(東京、2017)、「ふぞろいなハーモニー」広島市現代美術館(広島、韓国、台北、2015-2016)、「六本木クロッシング」森美術館(東京、2013)など。
1957年東京生まれ。1996年サンパウロビエンナーレ日本代表。1997年ヤン・フート氏に招かれ渡欧、以降ベルギー・ゲント市を拠点に各地で現地制作を行う。2006年に帰国、福山市・鞆の浦を拠点に活動。2017–2023年東京藝術大学教授。「存在することで少しも失墜しない絵画」を目指し、カンヴァスの布地を片手で支えながら擦り込むようにして色を載せ、同時に木枠に張りながら絵画を立ち上げていくという独自の手法を編み出した。 その状況でしか生まれ得ない作品形態と独自の明るさをもつ絵画を生み出し続けている。
主な個展に「自由について」シュウゴアーツ(東京、2023)、「この星の家族」シュウゴアーツ(東京、2021)、「画家とモデル」シュウゴアーツ(東京、2019)、「ART TODAY 2012 弁明の絵画と小林正人」セゾン現代美術館(長野、2012)、「この星の絵の具」高梁市成羽美術館(岡山、2009)、「STARRY PAINT」テンスタコンストハーレ(スウェーデン、2004)、「A Son of Painting」S.M.A.K(ゲント、2001)、「小林正人展」宮城県美術館(宮城、2000)など。主な著作に『小林正人 MK』(HeHe、2024)、『この星の絵の具[中]ダーフハース通り52』(アートダイバー、2020)、『この星の絵の具[上]⼀橋⼤学の⽊の下で』(アートダイバー、2018)。主なコレクションに、いわき市立美術館(福島)、ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)、宇都宮美術館(栃木)、S.M.A.K. /ゲント市⽴現代美術館(ゲント)、東京国⽴近代美術館(東京)、東京都現代美術館(東京)、宮城県美術館(宮城)など。
1978年香港生まれ。台北を拠点に欧米アジア各地で滞在制作を行い活躍。プロジェクターによる光、映像、音、言葉やファウンド・オブジェなどのメディアを素材として用いながら制作される作品からは、常に絵画表現を先鋭的に拡張していこうとする意思が読み取れる。世界情勢に揺れ動いてきた都市、香港を出自にするリーは、同時代の社会や政治状況に問題意識を持って向き合っている。様々な土地の空気や感情を反映させたサイトスペシフィックな展示空間は、繊細な表現を通して観客に社会や他者との関係性を想起させる。
主な個展に「息をのむような虚ろな視線」シュウゴアーツ(東京、2023)、「Iʼll take (A).,」Hong-gah Museum(台北、2023)、「Lovers on the Beach」West Den Haag(デン・ハーグ、2021-2022)、「(Screenshot)」シュウゴアーツ(東京、2020)、「Resonance of a sad smile」 Art Sonje Center(ソウル、2019)、「僕らはもっと繊細だった。」原美術館(東京、2018)、「The Enormous Space」OCAT Shenzhen(深圳、2018)、「Not untitled」シュウゴアーツ(東京、2017)、「A small sound in your head」S.M.A.K(ゲント、2016)、「Hold your breath, dance slowly」ウォーカーアートセンター(ミネアポリス、2016)、「The voice behind me」資生堂ギャラリー(東京、2015)、ヴェネチアビエンナーレ香港代表(ヴェニス、2013)など。
1980年東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業。2003年にベルリンへ渡り、映像制作を始める。2018年には文化庁新進芸術家海外研修でベトナム・フエに滞在。平日は会社員として働き、休日に撮影するスタイルを貫き、300本以上の作品を制作してきた。生きることの意味と無意味さを問う、社会派のフィクションから私的なドキュメンタリー、コント的な実験映像など多彩な作品を発表している。
主な展覧会に「寄る辺ない情念」黄金町バザール2024(2024)、「昨日の神殿」Art Center Ongoing (2024) 、「MY HOME IS NOT YOUR HOME」シュウゴアーツ(2022)、「DOMANI・明日展」国立新美術館(2021)、「MAMスクリーン07」森美術館(2017-18)、「ビデオアートプログラム 世界に開かれた映像という窓 第24回:山本篤」広島市現代美術館など。