クララ・スピリアールト
Clara SPILLIAERT
1993年東京都生まれ。2009年よりベルギーへ移住、ゲントのLUCA School of Arts大学院を修了後、同地で制作活動を続けている。個人的な体験、歴史的な視点、そして自然の要素を作品に織り交ぜるスピリアールトは、7年間の絵日記を含むドローイングから、壁画、陶芸、インスタレーションなど様々な表現方法で発表。作品の根底には、文化の形成におけるシンボルの役割、そこから読み取れる自然と身体の関係への関心などがある。これらの文化―歴史における考察は、公共空間におけるプロジェクトにおいても独自性を発揮し、新たな物語を紡いでいる。さまざまな境界を越え、集合的な意識やルーツに触れるような、独特でときにユーモラスな世界観を生み出している。
主な展覧会に「My Sister is Pregnant」クンストハル・ゲント(ゲント、2024)、「Stambomen」ケーテレール・ギャラリー(アントワープ、2024)、「Hairy Tale」リヒテコーイ・アートスペース(アントワープ、2023)、「くらら せきらら」現代芸術振興財団(東京、2022)、「Publiek Park」Friends of S.M.A.K.(ゲント、2021)など。主なコレクションにMu.Zee(オステンド)、ベルギー国立銀行(ブリュッセル)など。常設展示に、Kunsthal Extra City(アントワープ)でのインスタレーション、ベルギーのヘラールツベルゲン、クライベケ、ルーヴェンでのパブリックアートなどがある。2020年CAF賞最優秀賞、2023年Prix Fintro Prijsビジュアルアート部門受賞。





