「千葉正也個展」東京オペラシティ アートギャラリー
展覧会について
あらゆるものをペインティングのモチーフに絵画のイリュージョン性を突き詰め、また時にはそのイリュージョン性を逆手にとった大胆不敵な取り組みを続ける千葉正也。東京オペラシティ アートギャラリーで行われた『千葉正也個展』では、3つのギャラリースペースをぐるりと巡る亀のための巨大な通路を中心に、過去作から新作まで、およそ100点あまりの絵画、ドローイング、オブジェ、映像によって千葉の絵画空間が作り上げられました。
ホットカーペットや電気毛布にポートレイトを描く「温かいスタッフ」シリーズのオペラシティバージョンや、三木富雄作《EAR》が吊り下げられた「Jointed tree gallery」、匂いや音、QRコードが描かれた絵画による仕掛けなど、あらゆるものをペインティングのモチーフに、絵画のイリュージョン性を突き詰める千葉正也の出色の展示となりました。
プレス情報
能勢陽子 | 絵画を通してのみひらかれるもの──千葉正也個展/輝板膜タペータム 落合多武展:キュレーターズノート(artscape 2021年03月01日号)
石川卓磨評「ヒップホップとしての絵画、その新しさとは? 千葉正也個展」(ウェブ版美術手帖 2021.3.4)
田中みゆき | 視覚言語と生成する身体──『夢の男』と千葉正也個展から:キュレーターズノート(artscape 2021年04月01日号)
千葉正也動画インタビュー「絵画と人、フレンドリーな関係を見つけるために」 (Tokyo Art Beat YouTubeチャンネル 2021.5.3)
清水穣評 世界と対峙する方法。(ウェブ版美術手帖 2021.6.10)
展示ビュー
展覧会概要
『千葉正也個展』東京オペラシティ アートギャラリー
2021年1月16日(土) ─ 3月21日(日)