自伝的小説『この星の絵の具[上]一橋大学の木の下で』
About
この星の絵の具[上]
一橋大学の木の下で
小林正人による初の自伝小説、3部作の記念すべき1作目がアートダイバーより刊行されました。
内容紹介
「これが小林くんの最初の画ね」。
何も描かれていない真っ白なキャンバスを目の前に、「せんせい」は小林青年にこう言った。
恋心をよせていた音楽のせんせい。
そのヌードを描く絶好の機会を得た小林青年であったが、初めて手にした油絵の具では、目の前に横たわる輝くばかりの裸体をキャンバスに写し取ることができなかった……。1980〜90年代にかけて、国立のアトリエで描かれた宝石のような初期作品群。
《天使=絵画》《絵画=空》《天窓》《絵画の子》……、といった傑作の数々はいかにして生まれたのか。小林正人にとって、「画を描くとは?」「絵画とは?」「愛とは?」……。
ひとりの青年が、画と出会い、画家として成長していく姿を、自伝小説の形式で語るビルドゥングスロマン3部作の第1作。時代を正直に生き、つかみとった〝真実〟だけが言葉となる。
伝説のキュレーター、ヤン・フートに才能を認められ、国際デビューをはたす直前までの「国立時代」を著した〝青春編〟。
この星の絵の具[上]一橋大学の木の下で
著者
小林正人
ページ
160ページ(作品図版等カラー16ページ、モノクロ144ページ)
製本
ソフトカバー
サイズ
文庫判
デザイン
木村稔将
言語
日本語
ISBN
978-4-908122-10-1
発行
アートダイバー
協力
シュウゴアーツ
小林正人
Masato KOBAYASHI
1957年東京生まれ。1996年サンパウロビエンナーレ日本代表。1997年ヤン・フート氏に招かれ渡欧、以降ベルギー・ゲント市を拠点に各地で現地制作を行う。2006年に帰国、福山市・鞆の浦を拠点に活動。2017–2023年東京藝術大学教授。「存在することで少しも失墜しない絵画」を目指し、カンヴァスの布地を支えながら擦り込むようにして色を載せ、同時に木枠に張りながら絵画を立ち上げていくという独自の手法を編み出した。その状況でしか生まれ得ない作品形態と独自の明るさをもつ絵画の光を生み出し続けている。
主な展覧会に「自由について」シュウゴアーツ(東京、2023)、「ART TODAY 2012 弁明の絵画と小林正人」セゾン現代美術館(長野、2012)、「この星の絵の具」高梁市成羽美術館(岡山、2009)、「STARRY PAINT」テンスタ・クンストハーレ(スウェーデン、2004)、「ティラナ・ビエンナーレ:U-Topos」ティラナ国⽴美術館(アルバニア、2003)、「A Son of Painting」S.M.A.K(ゲント、2001)、「A CASA DI…(…の家へ)」ミケランジェロ・ピストレットファウンデーション(ビエラ、イタリア、2000)、「Over the Edges」S.M.A.K. (ゲント、2000)、「小林正人展」宮城県美術館(宮城、2000)、「絵画の⼦」佐⾕画廊(東京、1992)など。
主な著作に『小林正人 MK』(HeHe、2024)、『この星の絵の具[中]ダーフハース通り52』(アートダイバー、2020)、『この星の絵の具[上]⼀橋⼤学の⽊の下で』(アートダイバー、2018)など。
主なパプリックコレクションに、東京国⽴近代美術館(東京)、東京都現代美術館(東京)、S.M.A.K. /ゲント市⽴現代美術館(ゲント)、宮城県美術館(宮城)、宇都宮美術館(栃木)、セゾン現代美術館(軽井沢)、いわき市立美術館(福島)、ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)など。





