リー・キットの初エディション作品「Portfolio」が完成しました。
現在シュウゴアーツにて開催中の個展「 (Screenshot) 」で重要な役割を占める本作は、キットが6年前からFacebookに投稿を続ける写真画像が元になっています。「フォトドキュメンタリー/ フォトアルバム」と本人が称するようにこれらは日々の記録であり、キットのアーティストとしての制作が常に現在進行形であることを示すものです。本作では10点のイメージが水彩紙のアルシュにインクジェットでプリントされています。イメージの転写やプロジェクションの光による「絵画」の拡張を目指すキットに相応しく、本作では水彩紙の上に描かれたかのようにプリントされ、「works on paper」と呼び得るものになりました。
10枚のプリント作品はキットによるテキストとともにフォルダー型のボックスに納められます。